2023年6月29日木曜日

理科のおはなし

 5年生が、顕微鏡を覗いています。何を見ているのでしょう。



今度は、水槽の中を指さしています。何をさしているのでしょう。


答えは、メダカ。
5年生は理科の時間に「魚のたんじょう」の学習をしました。5年生の理科では、魚、植物、そして人間。年間を通して「命のはじまり」を扱います。
学習に先立って、事務職員にお願いしてメダカを30匹ほど購入してもらいました。できれば卵の観察もさせてあげたいと思っていたところ、無事に産卵。その数なんと100個以上。メダカは9~10日ほどで卵から孵りますが、先日、とうとう30匹以上が孵化しました!
ストレスに弱く、共食いのおそれもあるなど、孵化した子メダカたちの全てが成魚になるかというと難しい話とも言われていますが、1匹でも元気に育ちますように…!
5年生の子たちは、卵ができた、孵化した、そのたびに歓声をあげ、愛おしそうに観察に来ています。中には、水草についた卵の回収(成魚と同じ水槽に入れたままにしておくと成魚に食べられてしまうため、子メダカ用の別水槽を用意しています)を手伝ってくれる子も。メダカとの関わりを通じて、5年生の子たちには「命を慈しむということ」がどんどん育まれていっている気がします。

こちらは6年生。
ビーカーの中は緑色の液体。何をしているのでしょう。






ホウセンカやインゲンの葉っぱを、エタノールに浸し、さらに湯煎しています。エタノールに浸すのは「脱色」するため。葉の緑色をぬいて、この後つけるヨウ素液の反応をわかりやすくします。

わかりやすく反応した例が、こちら。
見事に、ヨウ素液による反応のあり・なしで、くっきり境ができました。実験成功です。この実験をするにあたり、6年生は月曜日に仕掛けを施し、火曜日にも手を加え、そして水曜日に実験を行うという、3日がかりで準備してきました。写真のような境ができずとも、どの班も最大の目的であった「日光を当てた部分と当てない部分でヨウ素液による反応のちがいが見られる」という結果は得られました。何日もかけて準備してきたことが報われてよかったですね。

5年生も6年生も、理科の学習もとても頑張っています☆